暖かい焔

□レッツゴーイーデi…
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「あーっ!世理ちゃんだっ」


戻ってみるとセプ4が居て
あっちゅーまに鎮圧していました
流石です宗像さん。
想定済みでしたか。
そして俺が助けることも想定内だったんだろっ!

「夾っ!怪我はない!?」
「だいじょーぶー」
「…なら、そのかっこうは…」
「…走ニクイノデ、破キマシター」
「…車に予備が有るので着替えてきなさい」
「はぁーい」
そんな頭抱えて溜め息つかなくてもいいじゃなぁーい
で、車についたけど…どれだろぉー…
うろうろしていると、猿見っけ

「なっ!お前っ」
「まぁまぁ、説教は後々!世理ちゃんが着替えあるって言うから着替えたいんだけどー」
「チッ。多分こっちだ」
なんやかんや言って、ちゃんと連れていってくれる猿、やっさすぃー!!
「うんうん。ありがとう」
「…気持ち悪いな」
「えー…素直に言ったのに…つか処理中にごめんねー」
猿の付けてるインカムから話し声が聞こえて、時々指示を出している
「別に。それより早く着替えろ。…襲うぞ」
「キャーww猿のす け べ w」
「…いいから早く着替えろ」
車に押し込まれて服を渡された
ん、だけど
いや、確かに…予備だよね
予備っつったらこれなんだろうけどね
いや、いいんだけど…
「青服…」
まさにコスプレ!
落ち込む?
まさか!
グッジョッブ世理ちゃん!
しかもサイズピッタリなのはきにしないよ!
どうしてスカートタイプと二つあったかもきにしないよ!
むしろ男子制服を用意してあったのに助かった!
ウイッグも外し、化粧も落とし
髪にワックスをかけ
メガネおん
って青ってメガネ率たかっ
自撮りで一枚
クハーww
やべやべ自重自重
「さて、お待たせ!」
「…さっきの方がよかったな」
「へ?似合わない?なら、脱ぐけど?」
「馬鹿か?」
「ばっかでーす!」
なんて会話をしていると宗像さん登場
「…何故スカートじゃないんですか!誰ですか、そっちも用意したのは!」
やっぱお前か
誰が履くかっ!
世理ちゃんありがとう!
「仕方有りませんね…そちらも良くお似合いですよ。はやり、こちらに来るべきです」
「慎んで御断り致します。」
「で、室長」
「あぁ。終わりましたよ。後は秋山君たちに任せて、私は道明寺様に呼ばれたので行ってきますが…夾、君もアイリス様に呼ばれてますからね」
「あー……」
忘れかけてたのにな。くそぉ

「帰りたいよー…吠舞羅でみんなが…アンナー。俺の癒しが…」
草薙さんのおいしいオムライスが…っ!
とかブツブツ言ってると
ガサッと
振り向くと、あぁめんどいニオイがするよー
「…アイリス様」
「…申し訳ありません…どうしてもお逢いしたかったので」
「こいつは、ちょっ、室長、離してください。」
「伏見君」
「…チッ。ワカリマシター」

あっ、二人にされた。
「あのっ!」
「申し訳ありません…このようなお見苦しい格好で…勘違いをされているようですが、私は女です。」
「いいえ。貴方は立派な殿方ですわ!」
あー…めんどいなー
「とのがたですの……」
ってうわっ
泣くなよぉ…
男じゃないからって
ドレスだったもん、勘違いをしよーがないだろぉ…
胸だってあったろっ!

…貧乳で悪いゴザマシター

「…今回は諦めますがっ」
「いやいや、諦めてください」

あっ、ついうっかりうっかり

「いいえ!女性でも振り向かせて見せますわ!」

あちゃー…
まためんどくさいパターンきたこれー…
「なら、宗像さん狙ってくださいな」
「宗像様も素敵ですが、わたくしは、もう夾さまが好きですの!でわ、また。ごきげんよう」


ごきげんよう、なんて…マリ見てかっ!!

うわー…なんかつかれたな…

うん。
あの二人に見つかるのもめんどいし、このまま帰ろう

私の癒しに会いに行こう
あー八田ちゃんが恋しい…

「チッ。まためんどくせぇ」
「夾は、私のですがね…全く、天然タラシで困りましたね」

居たなら助けろボケナス共
「つか、宗像さんはさっさといってください。猿は早く世理ちゃんの処理手伝いにいけ。で、俺は帰る!」
「お送りしますよ」
「結構です!」
ふいっと
なんかイライラすんなー
すっげー馬鹿にされました
もう知らない!

「全くかわいいですね」
「…あんましつこいと嫌われますよ」
「それは伏見君の事ですか?」
「さっさと仕事してきてください。」
「はいはい。」

なんて、会話をしていたことは知らない
なんせ帰ることに必死で
そして何度も言うが
帰るのに必死で、自分が今、なんの格好しているのかすら忘れていた









































































やはり、徒歩で帰るにはしんどかった
端末でGPSでHOMRAまで入力
いやー遠い…
草薙さんに迎えに来てもらおうかなぁ…
いや、そんなあれだな……

「ったくよー。めんどいったらありゃしませんよ」


それでもひたすら歩く










































「あ、れ……伏見?じゃ、ない……?」


















…は?
































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