暖かい焔

□レッツゴーイーデi…
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やっべ
きんちょーしてきた

「そう肩に力を入れなくとも、私に任せてください」
「…室長に任せたら後がめんどいな…つかマジお前緊張しすぎじゃねぇ?」
「あ、あたりまえでしょ!こんなとこきちゃことないわっ!」
噛んだ。はずっ
なんなの!?
近づくに連れ
お金持ちオーラ漂う感じ
何処の二次元じゃ
あっ、Kだね
いやいや、なんかね
いざ、車から降りて実際宗像さんにエスコートしてもらっているが

「さっ入りますよ」
「はい」
いやー
大丈夫かなぁー……
「ようこそ宗像様。本日のパートナーは…淡島様ではないのですね」
「えぇ。本来のパートナーを。さぁ夾こちらは道明寺様の執事長を勤めている方ですよ」
「お初にお目にかかります。夾と申します」
「残念です。旦那様と御嬢様は宗像様を大層お気に召されておりましたが、このような可憐な方がいらっしゃるのでしたら…失礼ですが、」
やべ
うんうん。身にあうような身分かって?むしろ腐審者ですが、なにか?
「大変失礼致しました。…伏見夾と、申します。」
「伏見…もしや」
「えぇ…しかし父の…本妻の子ではないのですが…」
斜め下を向き、悲劇的な感じ出しつつ、直ぐににこりとしてみせる。
ごめん猿っ!嫌なのはわかっているが、これしか手はなかった!後ほどいくらでも謝罪します!
「作用でございましたか。こちらこそ不躾を大変失礼致しました。さっ、中へ御案内致します」




















































「…俺…家のこと知ってたのか、お前。それとも美咲からか?」
「八田ちゃんからではないので…つかごめんなさい…」
中に入り宗像さんは誰かとお話中なので、従者として同行した猿と二人、壁の花
チラチラ見られる視線が痛い
猿こら、躍りにいけ。目立つ
そして、さっきはほんと申し訳ありませんでした
「しかも妾の子、ね。あの人はもう居ないから真相は誰にもわかんねーけど、もっとまともな事言えなかった訳?お前馬鹿?」
はい。ごもっともですよね
「その件に関しては帰ったあと謝罪しますので…今は…ちょ、勘弁してください…」
こそこそっと話ながら
伏見って言っとけば結構有名だし、ねぇ
「ねえさん、ね」
あっ、なんか企んでるよね
確かに、似てなくもないですけど…それで十束さんにからかわれたっけね
いやはや、懐かしい
「あーぁ…また宗像さんどっか言っちゃった。忙しそうね」
「…一緒に居たかったのか?」
「手持ちぶさ」
よーするに暇人
「踊るか?」
「じょーだん」
「あぁ。踊れないのか」
「あんだとっ!」
あくまで、小声での攻防戦

「!」
ブツッと目の前が真っ暗

まさか

「猿っ!」
「あぁ。まさかとは思っていたが…離れるなよ」
今、キュンと来ました。
でも護られるほどのおじょーさまじゃないのよね

回りの方はキャーだの騒いでますが、

「あーあー!お静かに!騒ぐと殺しちゃうよ?」
「ゴホンッ!あーここは占拠したのでー無駄な抵抗は…ってかぁわいい子めっけーとうっ」
とうっと言ってこっちに来る
あっ、これ、人質になるパターン?
伏見が一歩出るが、抵抗させんな、て目で合図
は?って顔されたが、これはこれでおいしいじゃない?
「さぁー無抵抗でこっちおいでー。そこに隠れてる…アイリスちゃんもねー」
アイリス…確か、ここの娘か
なるほど。
「さーて。確か、青の王が居るって聞いたけどー居ないみたいだしーさっさとトンズ…」
「失礼、アイリス嬢。俺が、貴女をお守り致します。」
スッと抱き抱え、仕込んでおいたトンファーを組み立てて油断していた一人を地に沈めそのままフワッと舞う
この子軽すぎっ
「なっ!」
「はぁ…お前な」
「まぁまぁ…」
「下がってろ。伏見、緊急抜刀」

つか、今までサーベル何処にあったんだよ
あっ
あれ?宗像さん?
なんでそこで傍観してんのよ
犯人他にもいるで、…あーはいはい。終わったんですね
早い早い

「あ、あの…」
「あぁ…大変失礼致しました。お怪我はございませんか?」
「いえ…助けていただいてありがとうございます」
「とんでもございません。安全な場所までお連れ致します」
「はい…」
ぽーと顔が赤い
大丈夫かな?
恐い思いさせたなぁー
なんてぼんやり
あっ、執事の人いた
「御嬢様っ!」
「大丈夫よ。この方に助けて頂きました」
「夾さま。ありがとうございます」
「とんでもない。当たり前のことをしたまでなので、では、まだ終わってないのでここも危険です」
「あのっ」
「はい?」
「これが、無事に事なきをさめましたら…またお逢い出来ますか…?」
「…アイリス様がお望みであれば…では」

さて、猿はどーかなぁー
暴れたりない!
二人を置いて、会場へ走る
つか、ヒール走りずらっ
えーい
スカートもスリットにしちゃえー!



「御嬢様…?あの方は女性ですよ…しかも宗像様の…」
「いいえ。あの方は違います。私には分かりますわ」
「…さっ、それより旦那様のとこへ、宗像様もいらっしゃるので、直ぐに片が付きましょう」
「えぇ。そうね…」









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