short story
□先生の秘密
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「藍花、川満先生が呼んでたよ。」
友人の優里にそう言われ、私は数学教師かつ、担任の忍先生の所に行った。
「失礼します、三年四組の大野 藍花です。担任の川満先生に呼ばれましたので来ました。失礼します。」
職員室に入り、忍先生を探した。
『大野、これを教室に持ってってくれ。よろしくな。』
渡されたのはクラス分の学級だより。
と、
[大野へ]
と書かれた封筒。
その、封筒をポケットにしまい宿題を学級に持っていき、配る。
そして、誰にもみられないようにポケットにしまってあった封筒をカバンの中に入れる。
放課後になって、封筒の中身をみた。
[大野へ
明日の卒業式のあと俺のところへこい。]
と書かれていた。