あの夏の思い出

□第1話
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8月14日
喫茶店でのバイトの帰り、予想通り遅い時間になったので早歩きで帰っていると、突然誰かから声をかけられた

「ユサ!」

この声は…

「なんだセトか」

「なんだってなんすか…今帰りっすか?」

「うん、さっき片付け終わったからね。バイトお疲れ様」

「ユサもお疲れっす」

「そういやさ、今日デパートでテロがあったらしいよね」

「あーお客さんも噂してたっすね。怖いっすね」

「まあ、僕的には依頼の方が怖いけどね」


それは言えてるっす、と言いながらセトは笑った。

でも、もし知り合いが巻き込まれてたら…と思うとそっちの方が怖いかもしれない


「遊佐?着いたっすよ?」

「へ?あーごめんごめん」

セトがドアを開けるといつもより騒がしい声がアジト内に響いていた

「「ただいま〜(っす)」」

「あ、おかえり二人とも‼︎」

「おかえり!」

「おかえり、夕飯は食べるか?」

「食べる!」

「腹ペコっす」


そんないつも通りの会話をしていると、何処かで見たことのある女の子が僕らに話しかけてきた

「はじめまして!如月桃です!今日からメカメカ団…じゃなくて!メカクシ団に入りました‼︎よろしくお願いします‼︎」
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