小説(長編)

□純愛学園物語♪〜入学式〜
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「ちょっ…ちょっと〜
置いていくなんて
ひどいじゃないですかぁ〜!?」


シトロンは息切れしながら
少し遅れて校門をくぐった


カスミがあげた
食パンは食べ終わっていた


「シトロンが
遅いからいけないんだよ〜!!」


カスミは
息切れ1つしないでシトロンに言った


カスミは
昔から運動神経がいいのだ


「だいたい、誰のおかげで
こんなことになったと…」


「な〜にぃ〜?
何か言いたいことでもあるの?
それ以上言ったらどうなるか
分かってるんでしょうね〜?」


シトロンにはカスミの後ろに
怒りの炎が見えた


「いえ!!何もありません!!」


シトロンがそう言うと
カスミの
怒りの炎は消火され、
「よろしい!!」と一言いい
また歩み始めた


このやりとりは
二人にとって日常茶飯事である


(幼い頃と
全く変わってないですね…)


シトロンは
大きく溜め息をはいて
てこてこカスミについていった
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