小説(長編)

□純愛学園物語♪〜HR〜
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「も…もしかして…隣にいるのは…」



ゴンは一時
「んっ?」となっていたが
自分の隣にいる少年を見て
ようやく理解した


「あー、キルアの事?
そうそう!!さっき桜の木で
君と話していた人だよ〜♪」


カスミの目に狂いはなかった
しかしこればっかりは
狂っていてほしかったと思った


「なんだよゴン、
誰と話してん……っな!?」


キルアとカスミは目があった


(やばっ!?
また目があっちゃった!!
…あれ?でもさっきの恐怖感はない)


入学式で襲われた恐怖感はなかった
キルアが
原因ではなかったのだろうか…


「お前も2組なの?
案外しつこいんだな」


「………」


「まぁ別にいいけど、
変な事に俺を巻き込むなよ」


ゴンが「やめなよ〜!」と
キルアを止めていた


いつものカスミなら
言い返していたが、声が出なかった


(あいつ〜!一体何者なの!?
入学式の時の恐怖感は
私の勘違いだったのだろうか…
いや、そんなわけない!!
だとしたらなんで…)


カスミは
訳の分からない状況に
頭を抱えていた



ガラガラガラ…



教室にお団子結びをした金髪の
女の子が入ってきた


きっとこのクラスなんだろうと
思ったが制服を着ていない


教室にいた全員が
女の子が発した言葉を疑った



「さぁーて!!
ホームルームを始めるだわさっ!!」
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