フレッド・ウィーズリーと悪戯を楽しもう!
□きらきらした日
1ページ/3ページ
イギリスに来た日本人の親子。
ホグワーツ魔法魔術学校入学まで約1ヶ月だが、親子はイギリスで1ヶ月を過ごすことに決めた。
それは、娘の英語慣れを目的とするとともにイギリスにある"漏れ鍋"で大量に買うものがあるからだ。
昨日手紙が来て奇跡的に翌日のイギリス行きのチケットを持っていたのだ。
8月1日はミホのバースデイ。本人の希望でイギリス行きのチケットを予約していた。
だが、夏休みが始まったのは7月25日で今日が26日だとするとふくろう便を送る時間はあまり時間がないのだ。
イギリスに着いてすぐに漏れ鍋に向かった。
向かったところまではいいのだが・・・この敷地内に横丁があるとは思えなかった。それも見逃しそうになったほど地味なこの店・・・・・
だが、店員さんに言うわけにもいかず、入り口でうろちょろしていた。
そのとき、店主さんが声をかけてくれたのだ。
店主「マグルの方ですか?」
微笑みかけた。
マグルという表現をするのは魔法界の人間だろうと判断した母が
母「ええ、そうです。横丁へはどう行けば?」
と返した。隣にいる娘は何を言っているかわからないだろう。
店主さんは案内してくれた。
暖炉をつついているようだが、マグル育ちの二人は何をやっているのだろう?と首をかしげる。
店主の名前はトムというらしく、あらためて、ぎこちない英語でこういう。
「Thank you.」
トムは微笑を返しただけであったがやさしさが伝わってきた。
本題の横丁だが、二人とも驚いたし、興奮したし、テンションがあがったようだ。
足を踏み入れ、辺りを見回す。人がいっぱいいて、いろんなお店があった。
後ろを振り返ると何もなく、トムがさっき「まずはグリンゴッツ銀行へ行き、換金することをお勧めします。」といっていたのを思い出し、建物を探すが、どれがどれかわからない。
「お母さん、どうする?」
「知り合いもいないし、歩いて見回るしかなさそうね。」
「疲れそう・・・」
と言いながら意気込む二人であった。