フレッド・ウィーズリーと悪戯を楽しもう!
□レッツゴー!!
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母「ミホ・・・・いってらっしゃい」
笑顔の母親を見て娘も返事をする。
「いってきます!おかあさん!私立派な魔女になって帰ってくるからね!」
そう言ってなきそうになりながらもうインクを飛ばした。
母「まあまあ・・・元気なのね」
がんばってらっしゃい、友達は大事にするのよ。
その言葉にうなずいてから、彼女は列車に乗った。
列車の前に、ここに入ることにとても時間をかけてしまって、話す時間がなくなってしまったようだ。
クリスマスなどで一時的にだが、家に帰ることができる、そのことを楽しみにしながら列車に乗ると、ちょうど汽笛(きてき)が鳴った。
母親に手を振ってから列車に乗った彼女だが、今更になって、コンパートメントに空きがないのに気づく。
「すいません!空いてるコンパートメントがないのでご一緒してもいいですか?」
ノックをしてからたずねる。
そうしたら、お菓子を広げて座っている2人が先ほどまでお菓子に向けていた目を1人の少女に向ける。
「なんていう名前ですか?」
ハ「僕、ハリー・ポッターだよ。」
この名前に聞き覚えはあったが忘れてしまった。
ロ「僕はロナルド・ウィーズリー。ロンって呼んでくれ。」
こちらは聞き覚えがない。
「私はミホ・サクマだよ!日本から来たから、英語は苦手なんだ」
苦笑気味に自己紹介をする。
ハ「あ!その国知ってるよ!アジアでしょ?わからないことがあったら僕に頼ってよ」
ハリー・ポッターがそういってくれた、と言う不思議な充実感に浸されながらお礼を言う。
「ありがとう!!頼りにしてる!」
言った後微笑んでみせた。
「そういえば・・・そのお菓子は何?おいしそう!」
ロ「蛙チョコレートさ、知らないの?」
「知らないわ・・・私、マグル生まれのマグル育ちなの・・・だから、何も知らなくて」
ロ「そんなに落ち込むことないって!な、ハリー?」
ハ「そ、そうだよ!僕もそんな感じ!」
この子達とは、いいお友達になれそうだなと思いながら2人に感謝する。
なるべく簡単な英語でしゃべってくれて、気を遣ってくれているロンとハリーに少女は____
ロ、ハ「だ、大丈夫?!どどどどどうしたの!」
「え?なにが?」
___うれし泣きをしていたのだ。
ハ「だって君、泣いてるよ?」
そういわれて初めて気がついた彼女は驚き、涙を拭ってから微笑んだ。