重なる音
□始まり
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あいつと出会ったのは入学式の時には満開だった桜が少し、散りかけた
学園での生活にもやっと慣れてきた日の事だった
“4月15日”
大抵の人にとっては何て事ない日、だけど、俺にとっては決して、忘れる事のできない日
雲ひとつない青い空の下での出会い
それが全ての始まりだった
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