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バカップルその二


「俺、騙されただけでホモじゃないんだけどなぁ」
「まだまだ騙されてていいよー?」
「がおるざん……ぐびじまっで……」
「あ、ごめん。逃したくなくてつい」
「死にます」
「オレと生きよう」
「プロポーズは五年早い」


攻め

 寄木 香(ヨセギ カオル)

 女装趣味の24歳男。
 しかし本人曰く、趣味は女装でなく『女装をして男を誑かして、男だとわかった瞬間の絶望的な顔を見ること』が趣味らしい。

 かなり力説していたが、結局は女装趣味である。

 でも一応、ヒントはあるのよ?って笑うけど、たぶんそんなわかる人いないよねーとも言いながら笑ってます。


 真柴とは偶然街で出会う。
 件のヒントに真柴が気づき、それ以降興味を持つ。
 今一番のお気に入りで、割と本気で好きだったりするが、真柴には一切本気にされていない。

 女装しているときは綺麗なお姉さん。
 男時は凛々しいお兄さん。

 ゲイ。女は大嫌い。
 今まで関係を持った人は数しれず。
 女装をしてはいるがバリタチである。
 

受け

 真柴 守(マシバ マモル)

 小鳥遊と同級生。よく一緒にいる。

 最近まで普通の大学生だったが、女装男に気に入られたおかげで、普通からは少しずれてしまった。

 本人はそんなに気にしていない。
 ただ自分が女役だということには、納得していない。
 
 ナンパされて、ピアスが右耳だけについてるのを見て「ん?」ってなった人。
 そしてそれを言ったがために、気に入られた挙句、その日の内に関係ができた。
 すごく危機感がなく、楽観的である。そして順応性が異常に高い。

 ホモもノンケもどっちも人間だから、偏見はない。海より広い心であなたを待ちます。
 ただし女性に限る。

 ぱっと見、見た目はすごく平凡である。メガネがそれを余計に際立たせるが、メガネを外すとつり目が出てきて印象が変わる。

 やばい、真柴に関して書くことなさすぎる\( 'ω')/



くだらない日常系
↓↓↓



「……ったぁ」
「腰痛い?俺は気持ちよかったけど」
「……少なくとも気持ち悪くはなかったですよ……」
「だよねー、知ってるー。
 よし、俺がマッサージしてあげよう!」
「やめてください!」
「えー。気持ちいーよ?たぶん」
「過去の経験から言って、どう考えても痛いです」
「前立腺マッサージしようか?」
「香さん、俺のこの状況わかってますよね?」
「うん?裸で毛布に包まってるね。かわいいよ?」
「そんなこと聞いてません。って、あ、ちょっと香さん!」

「残念、今俺の手にはローションしかないよ!」

「カッコイイ顔でそんなこと言わないでください!
 あーあー、下着返してください!下着ドロ!」

「失敬な!下着ドロじゃないよ!ちゃんとちゃんと替えの下着おいてるじゃない!」

「そういう問題じゃないでしょうが!
ちょっ、香さん!それ何に使う気だよっ」

「安心して、俺男の下着嗅ぐ趣味はないから」
「むしろあったら怖いです」

「そうだ、真柴くん。一緒に住もうよ、未来の嫁として!」

「……じゃあ香さんが未来の旦那……」
「うん!」
「…………やだ!超恥ずかしいよ、バカ!」
「今更!?あ、ちょっと真柴くんどこ行くの。せめてパンツはいてよ!襲いたくなるから!」


「このど変態!好き!」
「知ってる!」


なにこのバカップルー乁( ˙口˙ 乁)シャァァァァア
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