少女の成長日記
□03
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「ここだよ」
目の前にそびえ立つんは大きいマンションだった
マンションの名前は『サンライズ・レジデンス』
かっこええ名前やな。
雅臣さんと弥くんの後について歩いて行くと
1つのドアの前に着いた
「ちょっと待っててね?」
「あ、おん…」
雅臣さんはあたしと弥くんを残して
中に入って行った
…ここに家族の人達がいるんや
なんや緊張してきたわ
顔がこわばっているのに気付いたのか
弥くんが心配そうに顔を覗き込んできた
「おねーちゃん!大丈夫だよ!みんな優しいよ!」
「お、おん」
「それに僕だっているよ!大丈夫!」
そういうと弥くんがお腹にぎゅーっと抱きついてきた
あたしはなんだか安心して
弥くんのことをぎゅーってし返した。
「おおきに。弥くん」
*