少女の成長日記


□04
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「ねえ!ねえ!」

「??梓さん?」

「梓さんなんてヤダ!お兄ちゃんって呼んで?」

「お、お兄ちゃん…か?」


素直にお兄ちゃんって呼んだら
めっちゃにやけた顔でこっちを見つめてきた


「な、なんや?」

「関西弁!かーいー!!関西弁の妹!最高!!」

もっかいもっかいとお兄ちゃん呼びを
何回も言わせてくる


「椿お兄ちゃん…もう言わへんぞ!おしまいや!」

さすがに飽きたあたしはぷいっとそっぽを向くと
その姿も萌えるらしく「かーいー!」と
興奮していた。



「じゃあ茜ちゃん?次は俺ね♪」

「え」


「じゃあ次は私ね!」

「え!?」


結局、わたしはこの日何回も何回も
『お兄ちゃん』『お姉ちゃん』と
連呼するはめになってしまった。










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