少女の成長日記


□05
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≪――…riririririri…≫

「んぅ…」


目覚ましを止めるとあたしはベッドから出た。


しかし朝に弱いのでまだ寝ぼけている。

服を着替えると5階のリビングに向かった



「茜ちゃんおはよう!」

絵麻ちゃんの声が聞こえる

だけど、ごめんね。眠すぎて答えられない。



あたしは昴さんと要お兄ちゃんが座っている
ソファーに向かうと
空いているところに横に座り、背もたれに体重をかけた


「茜ちゃん眠いの?」

要お兄ちゃんの声が近くに聞こえる

あたしはこくんと頷くと同時に浮遊感を感じた


体が暖かい

目を少しだけ開けると目の前に要さんの顔があった

そこで抱きしめられていることに気付いた



「なっ…要兄!!」

「しーっ茜ちゃんが起きちゃうでしょ」

「…っ!」


要お兄ちゃんの心音が聞こえる。心地いい。




あたしはそのまま眠りについてしまった




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