少女の成長日記


□08
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なんか今日は早く起きちゃったな。

なんでやろ?


でも…ねむい。


あたしはおぼつかない足取りでリビングに
行くと、まだ部屋は真っ暗だった。

ソファーで一眠りしようかと思い
近づくとそこにはすでに寝ている人がいた。


「誰や?」

「そっちこそ誰?誰かの女?」

「ちゃうわ。居候ってところや。」


やばい限界

空いているソファーの方に行こうとしたら
腕を掴まれ強く引っ張られた


「なに?」

「僕のこと知らないの?」

「…朝倉風斗は知ってるけど君は朝比奈風斗でしょ?
んじゃ知らない」

「へえ。おもしろいね君。いくつ?」

「14」

「中3?」

「中2。あたし年下や」

「へー。じゃあ年上命令。一緒に寝よ」


体を持ち上げられソファーに寝そべると
抱き枕のようにぎゅっと抱きしめられた。

すぅーすぅー

っていう寝息が聞こえてくる。



その音につられあたしも眠りに落ちた









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