タイトル未定

□序章
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ある日突然、悪いことをしたくなる。
その悪いことの限度はどこまでなのか、私にも検討がつかない。
前触れもなく、突然私の全てが爆発するのだ。
それはある種の病気であるような気もするが、私にとってそれは快感である。

しかし、その快感は今日で終わった。
はじめて快感ではなく激しい後悔が私を襲う。
地面に横たわる仲間たちは微動だにしない。
「悪いこと」の限度は最高潮に達してしまった。


4つの大きな顔岩が私を睨んでいるように見えた。
里中から私を非難する声が聞こえた気がした。
 

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