タイトル未定
□第1章 第6話 休日
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休日だ!と喜んだのはいいものの、いざ休みに入ってみると何をしていいかわからないものだ。
疲れを取ろうと眠ってみても、そもそもあまり睡眠をとらないせいか数時間で起きてしまう。
気晴らしにリビング(食事をとったりする場)へ行ってみるとデイダラがソファでくつろいでいた。
「デイダラは休みの日はいつも何をしているんです……いるの?」
「あはは、名前の敬語はなかなかとけないなあ、うん。
そうだな…オイラは寝てるか芸術について考えてるか…寝てるかだな、うん」
寝てる、という言葉が2回出てきた気もしたがそこは触れないでおこう。
今日アジトに残っているのは私とデイダラとサソリのたった3人。
サソリは自室にこもったままだし、デイダラはこの調子でグデっとしているし、本当にヒマだ。
そんなことを考えていると、リビングにサソリが入ってきた。
「…おい、そこのクソガキ」
「え、私のことですか?」
「そうだ。ちょっと来い」
「サソリの旦那、なんかピリピリしてるなあ、うん。
名前、気をつけろよ〜」
一体私になんの用だろう。
不安になってデイダラのほうを見ても、デイダラはヒラヒラと手を振っている。