タイトル未定

□第1章 第2話 手合せ
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いつの間にかこんなことになってしまったが、色んなことが起こりすぎて頭が麻痺しているのか今は何とも思わなくなってしまった。
手合せの相手が決まったところでリーダーと他のメンバーは端のほうに移動した。

「おい、そこの小娘」
「は、はい」
「俺はデイダラや飛段のようにトロくないからな」

そう言い終わると、サソリの体から白い尾のようなものが飛び出した。
何度も向かってくるそれをなんとかかわし、素早く相手の懐に入る。
右足のかかとにチャクラを集中させ、サソリの背中に勢いよく落とした。

「!?」

私がかかとを落とすと、サソリの体は粉々に砕けてしまった。
まさか、こんなにも簡単に人が砕けてしまうだなんて思ってもいなかった。

「どうしよう、私…」

その時だった。
背後から、私の首に冷たいものがピタリと当たる。
ゆっくり後ろを向けば、そこにいたのは私と同い年くらいの青年。
クナイを私の首に当てている。


この人は、一体誰?
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