双子の絆と仲間の絆
□第三話
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「久し振り!僕も岩鳶高校に入ったんだ。」
「はるちゃん?」
「まこちゃん?」
「「渚!」」
思い出したように2人は叫んだ。
「おい岬、何してんだはやく!」
「会わないって言ったでしょ…!」
五月は逃げようとする岬の腕を一生懸命引っ張っていた。
「五月!」
嬉しそうに真琴が近づいてくる。
「真琴!久し振り!」
すると観念したように岬は逃げるのをやめた。
「岬も久し振り。」
「…どうも。」
真琴に続いて遙も近づいてきた。
「…。」
岬は逃げるタイミングを失ってしまい、このうえないぐらいの不機嫌な顔になった。