短編
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「奏音ちゃーん♪」
「きゃっ!」
いつものごとく飛びついてくる英二くん
いつもなら可愛いなーなんて思ってるんだけど
今日はちょっとしんどいだよね
「奏音ちゃんどうした?元気ないけど」
「うん、ちょっとお腹痛くて」
「そうなの?!大丈夫?!保健室行く?!」
「お、落ち着いてよ、英二くん!私は大丈夫だから!」
「ほんとかにゃ?」
「うん!大丈夫だよ」
「よかったー。もう、心配かけないでよね!」
ほっぺをぷくーっと膨らませる英二くん
つい笑みがこぼれてしまう
「もーなんで笑うの?俺本当に心配したんだかんね!」
「だって英二くん可愛いんだもん、ほっぺたぷくーってして」
「俺は可愛くないの!奏音ちゃんの方が可愛いの!いつも言ってるじゃん!」
「ふふふっ」
「もー本当のことなに!」
また突然飛びついてくる英二くん
だからダメな日だって言っているのに
「 うっ、、、!」
「ご、ごめん!大丈夫!?」
「大丈夫、気にしないで」
「うん、本当にごめんね?」
「うん、大丈夫だよ」
本当はすごく痛いんだけど
いっても仕方ないことだから
「お腹冷えちゃったのかな?最近急に冷えてきたから」
「そういう訳じゃないんだけど
そのうち治るから大丈夫だよ」
「本当?でも、どうして?」
「うーん、、、どうしてかな?」
これは女の子の諸事情だから
いくら大切な人だからって言えないよね
「ふーん」
「うん」
「わかってあげられなくてごめんね?」
「え?」
「奏音ちゃんの痛みとかわかってあげられなくて
俺、男だからよくわからないから」
急に真面目な顔になる英二くん
わかっちゃったのかな?
でも、嬉しいなそういう風に思ってくれて
「ありがとう、英二くんの気持ちで治っちゃった!」
「よかったー!」
「っ!!!」
---END---
大変申し訳ありません!!
わかってるようでわかっていない英二書きたかったんですけど
やっぱり私には難しかったようです。
お付き合いありがとうございました!