短編

□孤独感
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ねぇ亮さん、私の気持ち気づいてくれてる?


「悪い、跡部に呼び出された。また連絡する」



今日もまたほったらかし。
毎日遅くまで練習してて忙しいってことは分かっているだけど
やっぱり寂しいし、相手して欲しいし、そばにいて欲しいの


「はぁ、、、」


今日は跡部さんか。いつになったら私の相手してくれるの?
私のわがままだって分かってるけど、私亮さんの彼女だよ?
もっと私との時間作ってくれてもいいじゃん



♪〜♪〜♪〜




「はい、奏音です」

「もしもし、俺だけど」

「誰ですか?」

「ったくひでーなー」

「ふふっごめんなさい
どうしたの、桃城くん」

「いや、どうしてるかと思ってよ」

「別にいつも通りだよー」

「ってことはまた相手してもらえなくてすねてんのか?」

「すねてませーん」

「わかりやすいやつ」

「、、、、そうだよね」

「俺が話し相手になってやるぜ」

「いつもごめんね?」

「いいってことよ!」

「ねぇ桃城くん」

「ん?」

「今から会えないかな?」

「そう言うと思っていつものところで待ってるぜ」

「桃城くんエスパーなんじゃない?」

「まあな。俺は宍戸さんよりもお前のこと分かってるつもりだぜ」

「そうかもしれないね」

「んなことより、早く出てこいよ」

「うん!すぐ行く!」



私は急いで準備をして家を出た
いけないことだって分かってるけど
宍戸くんを裏切ってるって分かってるけど
寂しんだよ
寂しくて寂しくて押し潰れそうになるだよ

そんな時に出会ったのが桃城くん
学校違うけど
ずっと私の事を気にかけてくれてる
亮さんよりも私の事を見ていてくれてる
そんな桃城くんに惹かれているのは事実
だけど私は亮さんが好き、大好き
だから寂しさを埋めてもらうために
桃城くんに側にいてもらう
わたしを保つために




---END---

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