GS2 × GS3長編(完結済)

□出会い
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久しぶりに真っ直ぐ帰った。夜は跨いだけど。

ドアを開けると、眉間がしわくちゃになったデカブツが俺を見下ろす。



「テメェどこフラついてた」
「別に」
「別にじゃねェ!心配すんだろが」
「……へぇ。心配してくれんだ」
「チッ」
「なぁ、俺たちの3個上って何歳だっけ」
「ハァ?21だろ。ボケたか?」
「21……俺が20の時、23?30なら33?」
「……あぁ」
「なんだ。余裕……」
「何の話してんだ」



1人で笑った。
……いいでしょ。別に。



また会いたい。


知らないうちに、胸の辺りのつっかえたあの感じが消えてた。






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