novel
□野分の独り言
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「ヒロさん」
「何だ?野分」
あ…
また、だ。
…やけに日差しが強い。
ミーンミーンと何匹いるかすら分からない数の蝉達のコーラスを聞きながら
俺は温くなってしまった飲み物とドロドロに溶けてしまったであろうアイスを持って突っ立っていた。
砂漠…は大袈裟だけどそれくらい蒸し暑い。
奇跡的に俺とヒロさんの休みが重なって何処かへデートする事になっていたのに
何故俺は高温のアスファルトに一人寂しく立っているのか…
まず
そこから話しましょうか
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