novel

□野分の独り言
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昨日の夜の事


俺がバイトやら何やらで少し疲れてソファーに寄り掛かってうとうと眠りにつきそうだった時











ガチャッ

(あ、ヒロさん帰ってきた)








「野分、んな所で寝てると風邪引くぞ」


「…」

(すいませんヒロさん。寝たふりさせてもらいます)






「──…」








パタン

(あ、行っちゃった)




ヒロさんちょっと冷たい…
いや、寝たふりした俺の方が悪いのか






ガチャッ


バサッ

(あ、優しい…)





薄目を開くと体には毛布が掛かっており、横には愛しい人が本を読んでいる。




「…ヒロさんっ」

ガバッ

「わっ!っ野分!!てめ寝たふりこいてたなっ」




じたばたと手足をばたつかせながら必死に抵抗するヒロさん。


すみません

貴方の行動全てに








「そそられます」


「は!?馬鹿なに言っ……てめっ どこ触って…んっ」
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