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□伝えたい気持ち/Lside
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君の好きなことろ?
それは全て


























キリがないよ
君を纏うもの全て
何もかも



敢えて例えるなら



柔らかな髪に触り心地がいい頭
吸い付くような柔らかな肌
触れればほんのり色づく頬
確かめるように触れてくる手
縋り付くように抱きしめてくる腕




丁寧に、嬉しそうに
想いを込めて奏でる歌声
ルハンと名前を呼ぶ声
艶かしく掠れた甘く囁く声



全てが
全てが



君のことを
君が知らないくらい



狂ってると思うほど
全てが好き



君は気づいていないと思うけど



どこにいても
はぐれていないか
心配そうに探してくれる
大きな瞳も



見つけてくれた時に
安堵からふわりと綻ぶ
優しい笑顔も



感情をあまり出さないように
しているんだろうけど
コロコロと目まぐるしく変わる
可愛い表情も



泣きたい時に
泣けないから
何も言わずに俺のそばに来て
膨れる甘え方も



怒ってる時は
全力で怒るのに
必ず最後は君が譲ってくれる
心の大きさも



人を疑うことを知らない
純粋な気持ちと反比例して
俺に疑いを掛ける
困ったところも



実は俺以上に
ヤキモチ焼きなのに
バレないようにぎこちなく笑う
おかしな顔も



辛くて苦しい時に
何を言うでもなくただ傍にいて
手を繋いで、ただ泣かせてくれる
温かさも



眠っているのに
手が離れると
無意識に手を
繋ぎなおそうとする
本能も



俺の全部を受け止めて
躰全てで愛を示して
俺を拒絶することなく
包み込んでくれる
そんな君を



言葉でなんて、どう表していいのか



君のすべてが神々しくて
君は俺の唯一の世界で



「好きだよ」「愛してるよ」



俺が君に伝える言葉がこれ以外にわからないから
何回でも伝え続けるけど


君が俺に伝えてくれる言葉は
俺の体中全てを満たす力を持ってるんだ


愛おしい、守りたい、こんなに誰かを想う事の
嬉しさを教えてくれたのは君


俺は君の世界の中で生かされて
君がいるからどんなことがあっても幸せだと思える


君に伝えたいことの半分も伝えきれていないいことが
もどかしくて仕方ないけど



「・・ん・・、るぅ、はん?」

「ごめん、起こしちゃった?」

「うんぅ・・もう、朝?」

「まだ、もうちょっと眠れるよ」



しぱしぱと瞬きをしながら



「るぅは、もぅ、起き・・るの??」

「ん、ミンソクと一緒にもう一度寝るよ」

「そか・・」



俺が起きるって言ったらきっと
一緒になって起きるんだろうな
いじらしい君も好き



「ミンソク」

「ん?」

「我 爱 你」



ぽんって顔が赤くなる
ふるふるとしてる頬も
愛おしすぎて



「おやすみ、寝よう」



そういって、抱き寄せると
胸に顔を寄せながら



「お前ばっかりじゃないんだぞ・・」

「ん?」

「俺だって・・・」

「うん」

「사랑해요・・・」



恥ずかしそうに、真っ赤になって
そう言うから、やっぱり堪らなくて
抱きしめずにいられないんだよ



当たり前のようなこの日々が奇跡だなんて思ってない
欲しくて欲しくて、叶わないと思いながら手に入れた君


幸せな時間をただ一緒に過ごしたい
それだけじゃなくて、どんな時も
君の全てを守りながら傍にいたい


もし奇跡を起こす力があったら
永遠を願うよ
千年、万年、君とはなれずに
手を繋ぎ、愛を紡ぎ守り続けると誓いを立てるよ


君は俺にとって唯一光を灯し
幸福で満たしてくれる存在


大切な大切な君に
伝えきれない言葉の分
毎日君を抱きしめ続けるから


「離さないからね、ミンソク」

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