DREAM

□たまにはね
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今日は久々のバレー部が休み。


だから、午前中はゆっくり休んで
午後から遊びに行こう

これが飛雄との何ヶ月ぶりかのデートの計画だった。





だけど


「飛雄ー、飛雄。
起きてー」




毎日の部活で疲れてる飛雄は
深い眠りに入ってしまい、起きる気配がない。



「ねぇってばー」


ほっぺを引っ張ったり、突っついたりしてるけど

「…んー……」


うめき声を漏らすだけで、
目は覚ましてくれない彼氏様




久しぶりに出かけるの楽しみにしてたんだけどなぁ。


「おーい。飛雄くーん」




ちょっかいを出しても一向に起きる気配はない。







でも
飛雄の寝顔とか、レアかも。







いつもの近寄りがたい雰囲気を持つ飛雄からは
想像できない程あどけない寝顔がそこにある。





頭を撫でてみると、少し
気持ちよさそうに私に擦り寄ってくる。




「……ん………名前…」

「なに?」

「…すー…すー…」



寝言かよ。
寝言で名前呼ばないでよ。
照れるなーもう。




頭を撫で続けてると、私の太ももに頭を乗せてくる。



おぉ、膝枕ってやつか。











疲れてるんだもんね。しょうがないなー。

今日はゆっくりさせてあげよう。








そう思って少しかがんで、飛雄の頬にキスをする。














おやすみ、王様。



そう言って、私はもう一度瞼を閉じた。




(わりぃ。今日出かけるんだったよな。)
(いいよ、いつもお疲れ様。今度のお休みにデートしてね)
(…おー。)


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キャラが崩れてますが気にしません←

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