DREAM

□荷物
1ページ/1ページ





「明日買い出しなんだろ?
俺、荷物持ちで一緒に行くよ。」














確かに、明日は体育館の点検があるとかで部活が休みだから買い出しを頼まれた。

荷物持ちがいてくれるのはすごく嬉しいんだけど、こういう言葉が彼から出てくるとは思わなかった。



東峰先輩は、部活の時も重い物を代わりに運んでくれたり
部活終わりの暗い夜道を家まで送ってくれたり
(見かけによらず)すごく優しい人なのはマネージャーをやってれば分かる。



でも、買い出しについてきてくれるってことは
私と2人で出かけることでもあって。



頼りがいのある彼に惹かれている私は
少し自惚れてしまう。
少しっていうか、だいぶ自惚れる。














そして次の日、つまり買い出し当日がやってきた訳で


頼まれたものを一通り買って、買い忘れがないか確認する。







「うん、OKです!」



確認を終えて、改めて荷物を持つと
結構な量なのが分かった。







部活で疲れてるだろうと、東峰先輩に軽い方の荷物を頼もうとしたら
それより先に重い方の荷物を取られる。



「あ、東峰先輩!それ私持ちますから、こっち持ってください!」

そう言って軽い方を差し出すと、いつもの困ったような笑顔が返ってくる。



「重い方持たないと荷物持ちの意味ないだろ?
俺がこっち持つから、名字はそっち持ってくれよ。」







何度か粘ったけど、東峰先輩が「俺が持つよ」と言い張るから
素直にお願いすることにした。




こういうとこが本当優しいと思う。











また田中くんと西谷くんが潔子先輩にガン無視されてたーとか、
小テストの結果が悪くて影山くんが澤村先輩に怒られてたーとか、
怒られてる影山くんを日向くんと月島くんが笑ってたーとか

他愛もない話をしながら家まで送ってくれる。











東峰先輩は、私の家の玄関先まで荷物を持ってきてくれた。



「本当にありがとうございました!」

「いや、全然大丈夫だよ」

「あ、ちょっと待っててください!」





急いでリビングに入る。
テーブルの上には綺麗にラッピングされたクッキーがある。

昨日、東峰先輩に渡すために作ったクッキー。
元々料理とかお菓子作りが好きだから、うまくできたと思う。











それを持って東峰先輩が待ってる玄関まで戻る。




「あの、これ、良かったら」

「え、そんな悪いよ」

「いいんです!今日のお礼です!」

「あ、ありがとう。」











それから少し話してから
また明日と挨拶を交わし、東峰先輩は家を出る。



食べてくれるかな。
口に合うといいな。










明日、「美味しかったよ」って言われることに祈りながら
荷物を部屋まで持っていく。





















「………ん?これなんだろ。」


荷物の中に小さく折られた紙切れが入っていた。
心当たりがなくて、紙切れを拾って中を見てみる。












「…えっ!!」


"名字へ
好きです。付き合ってください。
東峰”








中には少し弱々しい文字で書かれた告白の文があった。











現実を受け入れられなくて
自分のほっぺを叩いたり引っ張ったりする。













痛い。
ほっぺも心臓も。












熱くなる顔をどうしようも出来なかった。















(旭、やっと告白したんだなー)
(あ、あぁうん。て、手紙でだけど…)
((このひげちょこ!!!))




************


烏野メンバー続きましたね。

相変わらずキャラが掴めてないですが、烏野で一番好きです、旭さん(笑)


読んでくださり、ありがとうございます!

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ


©フォレストページ