陽だまり
□そっくりさん
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「世界はトモダチ!ゼンブ守るぜ!」
子ども達に人気の漫画、ガッツ仮面。今の時代では珍しいテレビ化し、その人気は更に高まりつつあった。
「すごーいっ!!かっこいい!!」
そんなガッツ仮面のテレビを食い入る様に見つめる妖怪、ななしん
ななしんがガッツ仮面の存在を知ったのはつい最近。
暇だったので土蜘蛛らには内緒でたまたま桜町の商店街へと足を運んだら、「てれってれってってー」と幼馴染みの声が耳に入り。
いつの間にかななしんもガッツ仮面の虜となっていた。
「すっげー!!今日もかっこ良かったな、ガッツ仮面!な、フユニャンもそう思うだろ?」
「ああ、そうだな」
そんなななしんの手前に同じくガッツ仮面を見ている少年と妖怪一匹。
その姿がどうも知っている人物に似ていたので、ななしんは嬉しそうにして話しかけた
「ケータ!ウィスパーは?ジバニャン!色変わったの?キレイな青色だね!」
「「は?」」