事件帳
□主人公設定
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藤守と同期の設定となっています。
パートナーは明智。ある事情で緊急特命捜査室へと異動となり、日々奮闘。気が強く男らしい面があるため、ファンが男女問わず多数居る。
デフォルト名は【九条 綾】となっています。
異動前は一課にて潜入捜査を専門としていた。
特捜に異動後、女性独特の犯罪の相談や解決の行う集団「なでしこ隊」にも所属。
※他、随時更新
↓以下ヒロインさんの小話
ここは緊急特命捜査室。…とは名ばかりの、迷子の猫探しから、ご近所トラブルの解決までするなんでも室、よく言えば地域に密着した部署。
九条「ん゛ーっ!」
上げていた髪をおろし、伸びをする。しかし、なんとも可愛くない声が出たことにいつもの事ながら呆れる。
櫻井「お疲れ様です。お茶、ここで良いですか?」
九条「ありがとう」
穂積「櫻井ー?あんた何で小野瀬の分までお茶淹れてんのよ!」
小野瀬「良いだろう、ここのコーヒー代は俺だって出してるんだから。」
最後の人事発表で新人の女の子が入って、ずいぶん華やかになった。櫻井翼ちゃん。念願の女の子の後輩が入った。
男性ばかりで正直、いきなり下ネタ(とてつもなく下品)が飛ぶは、飲み会はムサイはで困ることもあった。
彼女は交通課の新人だったため、まだ経験が浅い。そのため危険なのではと、異動当初メンバーは良い反応はしなかった。
それが、今では馴染めているようでひと安心だ。
如月「はい、先生!」
穂積「はい、如月くん。」
如月「あのー、ずっと気になってたんですけど。九条さん、質問です。」
九条「っ…私!?」
突然如月くんに呼ばれ、お茶がうまく飲み込めなかった。彼がこういう笑顔のときは何か企んでいる時。
如月「正確に言うと翼ちゃんが聞きたいらしいんですけど。ねっ!」
櫻井「そうなんです。九条さんに憧れてて、こうして一緒にお仕事出来るのは嬉しいんですけど、その…。プライベートな事とか色々聞いて良いのかなって思って。」
こうして憧れてくれる後輩がいるのは素直に嬉しい。なんでも、優秀功績者として写真が飾ってあって、それを見て以来私のファンらしい。
どうせ休憩中だし、質問くらい良いか。
九条「良いわよ、室長が許可をくれたらだけ…」
穂積「許可します。全部吐かせなさーい!」
九条「早いですよ!別に何も秘密とか無いですから!!」
ふぅーんと適当に返事をし、翼ちゃんに質問を急かす。
櫻井「えっと…まず、九条さんのお仕事に興味があります!」
藤守「ああ、あれな!明智さんなら詳しく知ってるんとちゃいますか?」
小笠原「っていうか、俺のPCに詳しいデータが全部入ってるよ。九条さんだけじゃなく、皆の分も。」
明智「何!?全部!?」
穂積「なんでそこで明智が反応するのよ。」
明智「いえ…別に。」
そこで小笠原くんが物凄い速さでタイピングを始める。
小笠原「あった。これだね、九条さんのデータ。」
全部入ってる、と聞きなんだかソワソワする。別に悪いことをした覚えはないのだが。