Happiness Lovers
□第2章 −プロローグ−
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ブゥ…ブゥ…ブゥ……
ピッ…
午前9時の朝…
俺はUSJの近くのホテルの一室にあるベットの上に居た。
「…うっ…うわぁぁ……」
久しぶりに目覚めが優れていた。
俺は横に目をやると、そこにはパジャマ姿で寝ている珠理奈が居た。
もちろん、俺もパジャマ姿だ…
ちなみに昨日はただ一緒に隣同士で寝ただけだ…
何もやましい事はしてない。
ただ、横になってる途中で珠理奈が抱き付いてきたりはしたが…
自分はキス魔だと珠理奈が言ってたの覚えていた俺は、
少しドキドキしていたが、何事もなくて少し安心していた。
今、主人公である彼は未だ気づいてないが、珠理奈はあの国民的グループのメンバーだ。
しかも、恋愛(両想い)は禁止である。
この事が…
後に二人の関係に亀裂が入ることになるのだが、
それは、少し先の話だ。
(気持ち良さそうに寝てんな、こいつ。)
俺は寝ている珠理奈の頭を撫でた。
それに反応して、珠理奈は寝返りを打った。
可愛いな……珠理奈…
俺は珠理奈を起こさぬよう、ゆっくりとベットから降り、顔を洗いに行った。