眠る光
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今日は朝早くギルドに着ていた…否、そのままギルドで寝ていた
『身体中が痛い…』
いつものカウンターで項垂れている私の隣には珍しく(服を着た)グレイが座る
「座って寝るからだろ」
『…いつの間にか寝てたんだもーん』
口を尖らせてパタパタと足を動かしていれば大変大変、とミラが二階から顔を出した
「マスター2階の依頼書が1枚無くなっています!!!」
するとマスターはぶふう!、と飲み物を吐き出した
……見なかったことに
ていうか無断で取ってくってどこの誰がやるんだ…、あ!
「それなら泥棒猫がちぎってったぞ…羽の生えたな」
確実にハッピーの仕業じゃん
てかそれを止めなかったラクサスさん、貴方何考えているんですか
隣を見るとどこか悔しそうな顔をしているグレイが目に入った
行きたいんだろうなー
でも、今回グレイが行ったら確実にエルザが降臨するけど
すると上の方から険悪な雰囲気が漂ってきた、怖いなぁ
マスターとミラさんの会話では呪われた島のガルナ島──通称悪魔の島の依頼らしい
名前の響きから嫌だな