Many colors
□第2Q
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火「(やベーウズウズしてジッとしてらんねー)」
バスケをしながらそんなことを考えていた火神はある行動に出た
* * *
日「試合?オマエはまだ出れないよ」
火「…は?!なんでっっ、で…すか、主将!?」
日「一年生まだ仮入部期間だろ!?正式な部員じゃねーもん」
そうか、そういうことかと思えば火神は一目散にその場から去った
* * *
牛乳を飲みながらリコはバスケのゲームをしていた
…ひとりにやけながら
火「カントクー‼︎本入部届けくれ‼︎」
火神のお陰でリコは牛乳を吹き出した
女としては大失態だ
リ「なんなの もー今日は アンタも!?」
火「も?」
リコは牛乳の付いた手をハンカチで拭き取った
リ「黒子君と梓ちゃんも同じこと言いに来たの!」
黒「本入部届けください」
リ「アンタいつの間に!?」
『あ、の…私も欲しいです…あとリコ先輩ハンカチあげるんで拭いてください』
リ「梓ちゃん‼︎(今日も可愛いわー)」
火「アイツら…」
リ「全く三人揃ってせっかちねー」
そう呆れ半分で言うと机の中から出てくる本入部届け
リ「大歓迎なんだどね」
火「これで試合に出れんだな!?」
リ「あー、ちょい待ち」
“受け付けるのは月曜朝8:40の屋上ね!”