Many colors
□第4Q
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日「おお〜広〜〜やっぱ運動部に力入れてるトコは違うねー」
ぞろぞろと誠凛のバスケ部は練習試合をするために海常にやって来た
広すぎるくらいの校舎
中学の時に何度か訪れたことのある私でも覚えきれない
それよりも、だ
武内監督に会うのはやっぱり気が引ける
黒「火神君いつにまして悪いです 目つき……」
火「るせー ちょっとテンション上がりすぎて寝れなかっただけだ」
黒「…遠足前の小学生ですか」
火「それよりも、梓なんか悩んでんな」
先程からいつに増して険しそうな顔をしている梓が少々気になっていたようだ
黒「…いろいろ、あるんでしょう」
どうやら黒子も気になっていたようだ
いつもなら笑顔な梓なのに今日の様子がおかしいと思っていたようで
『っ…、ん……ふぁっ』
黄「梓っちー‼︎‼︎」
『きゃあああぁぁぁっっ!』
悩む梓の背後からぎゅ、と抱きついてきたのは黄瀬
それはそれは満面の笑みで
突然のことで梓はどうしたらいいのかオロオロしていた
男の子に対する免疫の低さ
黄「いや〜今日も梓っちは可愛いっスね!……あ、広いんでお迎えに上がりました」
リ「(何このついで感)」
スリスリと梓と頬ずり(一方的)にした黄瀬は梓を抱き上げてスタスタと普通に案内して行く
本人は下ろしてください!なんて抵抗しているけれどそんなものうわの空
黒「(いい加減にして欲しいです)」