仮面の下の笑顔

□3rd.
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『……ふぁ〜』




やっぱり眠い

やっぱり寝たい




よろよろと拙い歩きで校舎内を彷徨っていると知った人影




ハ「…あ。梓君」



『…ハルちゃんおはよー』



ハ「もう放課後だけど」




あまり身長差がない僕らは何もしなくても互いの顔が見られて楽


あの部の人たちはある人を抜いてはみんな身長高いんだ



複雑






ハ「これから部活?」


『…寝たいけど怒られるから』





今日は天気も良くて風も気持ちいいから放課後の中庭とかすごくいいのにな


だから授業サボろうと思ったのに双子に捕まったし


放課後はあの鏡夜先輩いるし





閉じ込められた気分だよ








ハ「梓君行くよ」



『…はーい』





ハルちゃんがそう言うなら別に言ってもいいんだけどな



差別、ってよりも区別かな
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