仮面の下の笑顔

□4th.
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何処からか桜の花びらが降ってきた

さくら、かぁ…





僕は惹かれるようにそちらに向かうと見覚えのある人影が




今日は外でやるんだ…

まぁ、心地の良い天気だからいいんじゃないかな







どうせ、行かなきゃならないんだし



そう思い、フラフラと彼らに近づく







環「おぉ‼︎我が娘‼︎」



娘って…






『…こんにちは環先ぱ、』









がばっ








光馨「「授業サボって何してたんだよー」」







僕の言葉を遮った双子は異常にスキンシップが多い

最近、よくくっ付かれる







『……今日、和服とウェイトレスなんだな』







環「よくぞ言ってくれた‼︎さぁ、梓の分もちゃんと準備してあるから早く着替えてこい‼︎」





ちなみに環先輩、鏡夜先輩、光と馨はウェイトレスでハニー先輩、モリ先輩、ハルちゃんは和服



えっ、僕も?

多分和服だろう……動きにくいなぁ









鏡「早くしろ、もうお客様がおいでになるからな」






きらり、そう瞳の奥を光らせた鏡夜先輩には今日も勝てそうにない


はぁ、と一つため息をついた僕は仕方なく着物を着ることにした








本当はこのゆるい格好のままがいいんだけどな









着替えようと思い移動したところ、少し鏡夜先輩に呼ばれた





鏡「今日、ちゃんと振る舞えなかったらノルマ増やすからな」







悪魔の、囁きでした
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