眠る光

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後で村の人に謝ろうと心に念じた時、上の方から声がする。



そして隣にいるナツが喧嘩を売っていた。


油注いでどうするんですか。






ゴオオッ






足に火を纏うナツは飛ぶ気なんだろうか、そうしたら私はどうやって飛べと言うのだ。


仕方ない、ナツに掴まろう。




きゅ、とナツの服にしがみつくとその瞬間ギュン、と上へ飛んだ。


うっ…向かい風!!





その風に私はつい手を離してしまってごろん、と床に転がった。


よかった、落ちなくて。





ぱ、とナツを見るとグレイと同じ氷の魔道士である人───確かリオンとか言った人と戦っていた。


うーん…また面倒なタイプで。






ははは、と乾いた声を出していると突然ナツが手を着いたところの床が落ちた。





見た。

あの仮面さんが魔法を使ったところを。

失われた魔法、かな。

今まで見たことなかったし。
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