Clapping

□初詣カオス
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ナマエと事を済まして、ヒソカは一息ついていた。
ナマエは甘くて激しい快感に犯され、消耗したのだろう。
終わり次第寝てしまった。
こたつから出た頭を優しく撫でると、ナマエの瞼(まぶた)が揺れ、目を開けた。

「今、何時?」

声に眠気が混じっている。
起きたことには起きたようだが、まだ眠そうだ。

「もうお昼だよ♠
ご飯食べてから初詣行くかい?」

「行く!」

ナマエは勢いよく頭を上げた。

「あいて!」

勢いがよすぎて、こたつで頭を打つナマエを見て、ヒソカはクスリと笑った。

「大丈夫かい?」

「それ、楽しそうに笑いながら、言うセリフ?」

ぶつけた箇所をさすりながらナマエは唇を尖らせた。
ヒソカはナマエの腕を掴んで、こたつから出すとそのまま抱き締めた。

「それとも、このまま2回目をヤっちゃうのもアリだよ?」

ニヤリと笑ってヒソカは服をまとわないその肩に唇をつけた。
まだ刺激に敏感なナマエの体がビクンと跳ねる。
ナマエは慌てて首を振った。

「もうお腹いっぱいです」

「残念♣」

全然、残念そうな顔をしていないヒソカが笑う。

「それより、服どこ?」

ナマエが首を傾げると、これまたヒソカがニヤリと笑った。

「後ろ向いて♥」

ナマエは頷いて、ヒソカに背中を向け、座り直した。
ヒソカは服の残骸からブラジャーを引っ張り出して、ナマエに着せる。
それから、ヒートテックにシャツ。
ナマエがボタンを停めようとすると、「ボクがやるよ♦」とヒソカは後ろから手を回して、器用にボタンを停めていく。
その上にカーディガンを着て、上半身が完了した。
ヒソカが残りも着せようとすると、服とナマエが消える。

「さすがに下半身は恥ずかしすぎるからヤダ」

振り替えるとズボンのチャックを閉めるナマエがいた。

「もう1回じっくり見たかったのに♠」

ヒソカがクスリと笑うと、ナマエは顔を真っ赤にして「変態…」と呟いた。

「でも、ボクのこと好きでしょ?」

自信満々に言うヒソカの唇にナマエはキスを落とす。

「うん、大好きだよ」

にこりと笑うナマエを捕まえて、ヒソカは深く口付ける。

「ボクはもっと食べたいな♠」

妖しい光を湛えたヒソカの瞳がナマエを見つめる。

「ダメ。それはお後のお楽しみ」

ナマエはニヤリと笑って、ヒソカの腕の中から逃げ出した。
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