*K 長編*
□speak
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「ヤッホー。猿君、中尉。元気にしてた?」
「よう。相変わらず元気そうだな?ヴィ—?」
眩い程の光が視界から消え去ると20代半ば程の男性が居た。
「あはは。っと、赤の王と青の王には自己紹介しないとね。僕が誰だかわからないでしょ。」
猿比古と大覚に向けていた笑みを無くすと
「初めまして。第一王権者 白銀の王 アドルフ・K・ヴァイスマンだよ。」
「「「「「っっっっ!!!!!」」」」」
始まりの王が一体この場所に何のようなのだろうか。
「あはははは。そんな顔しないでくれないかな。これでも傷つくんだよ?」
「はっ!!!何が傷つくだよ。いつも飄々としてるくせに」
猿比古が否定すればヴァイスマンは、
「くすっ。………少しの意趣返しのつもりだったんだけどなぁ。ほらほら、王様たちが固まってるよ?」
嗚呼。忘れてた。
と、言ってのける此奴が一番凄いんじゃないかと思う本人とヴァイスマン、大覚以外が感じていることだった。
「さて、ここに呼んだのはほかでもねぇ。隠された王を紹介しようと思ってな。」
その言葉で本人以下略以外がフリ—ズしました。