夢見心地ぞ。
□「生理前なので」
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「ううーーーーん……」
「……?どうした?」
「なんか……太った」
さっきから自分のお腹をツンツンしながら
ううーーーーんと考える***。
食べ過ぎだわけでもないのに
なんだか太ったきがする。
「最近そんなに過食したつもりないのになー…」
真剣に悩む***の姿が微笑ましいのか、
ふっと、微笑むダルイ。
「もー!どうして笑うのー!真剣なのに!」
ダルイを睨みながら口を尖らす***。
「っはは、いや、そんなつもりはねぇけど(笑)」
「もー。…修行とは別で運動しなきゃいけないかなあー…」
あまり修行や運動が得意でない***にはつらい現実。
しかし
「いや、俺はこれくらいのほうが…」
なんて悪魔の囁きが隣から…。
「そんなこと言われたら"しなくていいかな?"って思っちゃう!」
パシ!っとダルイの肩を叩きながら
また口を尖らす***。
「っはは、悪ぃ、悪ぃ(笑)」
あんまり悪いって思ってないでしょと、睨まれながら言葉を続けるダルイ。
「……そいやあ、前に生理前って言ってなかったか?」
……、時が止まる。
その時。
「あ!それだ!」
忘れてたそれ!と言いながら
ほっと肩を落とす***。
「生理前の現象ね〜よかった!」
と、さっきとは打って変わりとても笑顔。
コロコロと変わる彼女の表情にまた笑うダルイ。
「また笑ったな!」
「っふ…いや、かわいいなって思って」
「!」
普段言わない甘い言葉に思わずドキリ。
「う、うるさい!」
なんてやりとりが、とても幸せ。
→あとかぎ&おまけ