ようこそ,こちらの東京へ!【カネキ寄り】

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部屋のドアを開けるとリビングにあるテーブルの前で正座をしていた見知らぬ彼がこちらに顔を向けた。
私はテーブルを挟んで彼と向き合うように座る,が
「「……………。」」
何から話せばいいんじゃァァアァァ!!?
え?こういう時ってどうすればいいんですか?自己紹介?見知らぬ奴に?率直に問う?え,失礼じゃね?お茶だすとか?あ,珈琲派だったらどうしよ。てか私ん家珈琲しかないや。

(;´^ω^`).。oO(ヤバイヤバイヤバイマジヤバイドウシヨウ…
↑完全に今の私こんなんやわ(笑)

「…あの」
私が頭を抱え悩んでると向かい側から声がした。はじめに口を開いたのは彼だった。嗚呼ァァアァァ,ありがとうございます。←
「いきなりすみませんでした。僕は用事から帰ってきて自室のベッドでそのまま寝てしまった筈なんですが…その,何故か見知らぬ貴方の部屋にいるうえ…あの…」
そこまで言うと彼は突然口篭り目線を逸らす。
「む…なんじゃ,そこまで言っといていきなり無言とは気になるではないか。はよ言いたまえ。」
私は何故か林檎のように真っ赤な顔をしている彼に向かって言った。
「…覆いかぶさるような形で寝ててその…本当にすみませんでした…!///」
「………っ!!?///」

…その時私は固まってしまった。
目の前の彼のあまりの可愛さに……。
こやつ…さっき鬼のような形相で私を睨んだのと同一人物か!?え,可愛すぎやろ!!そんな風に言われたら…
「べ,別に!そ,そんな気にしてないから!!謝んなくていいわよ!///」

断れないわよォォオォォォォオ!!゚(゚`ω´ ゚)゚
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