BL

□KEEP AWAY FROM...
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編集中…
てか、途中までしか書いてないので、あんま読まないで…(汗)







目覚めたらお前は…❮銀沖←土❯
※銀さん吸血鬼
※江戸→現代



「総悟…、…。」
「んっ、や、やめろっ!」

―――ガタンッ

暗い倉庫、厳重に守られたそこから、2つの男の声と、硬く重い何かが落ちた大きな音がした。
男の一人は、この屋敷の次期主となる沖田総悟。一人は同級生である土方十四郎だった。
土方は想いを寄せる沖田を、誰にも邪魔されないこの倉庫へ呼び出し、中に入るといきなり押し倒した。その際、沖田の背に押され、その木製の板は床へと落ちたのだ。

「邪魔!」
「痛てぇ!」

沖田は土方を押し退けると、板が落ちた事で開いてしまった大きな箱を恐る恐る見た。それは、ただの箱かと思われたが、黒く美しい装飾のされた白い棺だった。
中を覗くと、胸に杭を打たれた銀髪の着流しの男性が横たわっている。

「あ、…何だ、これ…。人形…?」
「…こいつぁ…。」

中の男性に目を見開いた土方は、そっと横目で沖田を見る。沖田はその男性に見入っている様で、しかし、その瞳はどこか違うところを見ている様な虚ろなものだった。
土方は慌てて沖田の肩を掴み引き剥がそうとした。

「総悟!おいっ!総悟っ!」
「っ…だ、だんな…。」

沖田の手が胸の杭に触れた。その瞬間、男性の瞼がカッと開く。中から覗いた瞳は真っ赤な血の色。薄く開かれた唇からは鋭い牙が見て取れる。のっそりと、気だるげに起き上がった彼は、土方と沖田を死んだ様な瞳で見た。

「…あー…、んだここ。総悟、…と、多串君?」
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