大宮妄想小説
□渇いた手
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嘘だろっ?何処に指突っ込んでるんだよっ!
足をバタバタと動かすけれどいつの間にか両足を抱え込むように押さえつけられていた俺は後孔を露に奴にさらけ出していた
グチュグチュと奴の指が出入りする……痛くてたまらない……嫌だっ……どうして俺なんだよっ
その時、ズルリと奴の指が抜き取られる……やっと終わった、そう思った瞬間俺の身体はあっという間に四つん這いにされていた
それと同時に生暖かい感触……奴の舌が俺の後孔にヌルリと埋め込まれてゆっくりと出し入れし始めた
『うわっ……や、止めてくれっ……頼むからっ……』
気持ち悪い……練っとりと這わされる舌……その先が俺の中を探るように押し込まれてくる……見なくてもグチョグチョに濡らされている事が分かる
ガクガクと震える俺の腰がグイッと引き寄せられた……ハッっしたその瞬間、熱いモノが俺の後孔に押し当てられた……ヤられるっ……そう感じた瞬間、俺の身体に引き裂かれるような痛みが走る
『アッ……アァァァァ……止めっ……止めてくれっ……抜けよっ……痛っ……痛いっ……アッ……アッ……』
しっかりと腰を掴まれてゆっくりと俺の中に入ってくる……初めての感覚……初めての痛み……吐き気がする程の痛みにギュッとシーツを握り締める
静かな部屋の中でパンパンと身体がぶつかり合う音が鳴り響く
奴は無言で俺の身体を揺すり始める……苦しいっ……何を言ってもコイツには伝わらない……もう抵抗する力も気力も無い……俺は痛みに耐えながらこの悪夢が早く終わる事だけを願っていた
そう、悪夢……きっとこれは夢……夢なんだ……
そして俺は意識を手放してしまった