黒バスBLイベント短編集

□黄笠 【七夕】
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俺は笠松先輩と七夕祭りに来ていた


黄「先輩!先輩!早く!早く!!」

笠「うるせぇ!少しは落ち着けよな…」

黄「だってぇー今日は七夕っスよ!!」

笠「たかが、七夕じゃねぇーか」

黄「大好きな人と来る七夕っスよ?されど七
夕っス(にこっ」

笠「っ…///そうかよ」


すぐそっぽを向いてしまったためよく顔が見れなかったけど

先輩が少し照れていた気がした





黄「あ、先輩♪短冊書こ!」

と言い俺は先輩の手を引っ張る

笠「ちょ、分ったから引っ張んなって!」

黄「何書こうっスかね〜」

笠「…」

先輩は無言で短冊に書き始める





黄「先輩は何書いたんスか?」

短冊を書き終わり先輩の短冊を見ようとした

笠「!?)…見んな!!」




ドカッ



黄「いたっ!!何するんスか!!」

笠「あ、わりぃ…つか、黄瀬お前は何書いたん
だ?」

黄「ん?俺っスか?俺は『先輩とずーっと一緒
にいられますように』って(にこっ」

笠「…」

黄「え?…何で無言何スか!?」

笠「さーて、どこに短冊つけっかなー」

黄「聞いといて無視!?…悲しいっスわ((泣」

泣きまねをしている黄瀬を無視し短冊を笹につけた

笠「(まさか、黄瀬もそんなこと書いてるなんてなぁー)」


笠松の短冊
【受験に受かりますように。黄瀬とこれからも一緒にいられますように】



黄「ねぇー先輩は何書いたんスか?」

笠「ははっ秘密だ(にかっ」

黄「///…むー教えてくれてもいいじゃないっスかぁ〜」


黄瀬が照れて拗ねた顔が可愛くて仕方がない

とか思ったことも秘密である



黄「あ、先輩!先輩!あれっあれっ」

笠「今度は何だよ…」

黄瀬の指がさす方を見る

笠「…梅ジュース?」

黄「そう!一緒に飲まないっスか?」

笠「俺はいい…飲みてぇーならお前ひとりで
買ってこい」

黄「ぐすっ…いいじゃないっスかっ一緒に飲ん
でくれても…」


今度は本気で泣きそうになっている黄瀬


笠「(つーかこいつこんなに涙もろかったっ
け?)…あー、分ったから!」

黄「パァァァ)やったぁ!行きましょう♪」


そう言って俺たちは梅ジュースをかいにいき
二人ならんで飲みながら歩く


黄「〜♪〜♪美味しいっスね!」

笠「あぁ、そうだな」

黄「…」

笠「…」


俺の相槌で会話が終了した

二人ならんで静かに飲みながら歩く

沈黙が続く

いつも黄瀬が会話を展開してくれていたけど

黄瀬が黙ってしまうと俺にはどう会話をしたら
いいか分らない…



笠「…」

あいつ、どうやって会話広げてたっけ?

何か…何か話題…


笠「あ…き、きせっ!」

黄「ん?何スか〜?」

笠「花火…やるって、見に行かねぇーか?」

黄「花火っスか?いいっスね!!」


先輩がオドオドと話しす

そんな先輩が可愛くて、もう少しこのままでも
いいなぁーとか思う


笠「うわぁ…人多いな…これじゃ見えねー
ぞ……」

黄「そうっスねぇー」

笠「どうしよーか…」

黄「んー……」

適当に相槌する黄瀬の方を見ると携帯をいじっ
ている

笠「…」

黄「あっ先輩!こっち!」

笠「うおっ…何だよ、急に!」

また、急に手を引きだす黄瀬

黄「こっちに花火が見やすい場所があるっ
て!」

笠「そ、そうか…」

黙って黄瀬についていく

人気のない野原のようなところに来た

笠「真っ暗だな…」

黄「ふふ、でもそろそろ花火の光で明るくな
るっスよ」

笠「…そうだな」



ヒューゥゥゥゥ ドンッバチバチバチッ



笠「きれいだな…」

黄「っスね〜」

ちらっと黄瀬の方を見る

顔は暗くてよく見えないが、楽しそうな感じな
ので安心した

少しの間、黄瀬の顔を見ていたら黄瀬が気づいた


黄「どうかしたっスか?」

笠「っ…いや、黄瀬が楽しそうでよかったなぁって」

黄「っ…」

笠「…?」


不思議に思い、しばらく黄瀬の顔を見ていた


笠「どうかしたか?」

黄「先輩…」

笠「ん?」

黄「大好きっス」





ちゅ





花火のしたキスをした

笠「ん…何だよ急に」

黄「伝えたかったでけっス(にこっ」

笠「そうかよ//////」



まぁ、そのあとどうなったかはお任せだ

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