黒バスBLイベント短編集

□黄笠【笠松の誕生日】
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今日は7月29日

とても大事な日。大切な日

どうやって祝うかでその人に残す印象が変わる

それが大好きな相手だったらなおさらなわけ
で…

俺はとっても力が入っている


一昨年も去年もどうやら祝い方が悪かったようで…

結局先輩を怒らせたり疲れさせたりで終わって
しまっている

今年こそ!

先輩が喜んでくれる誕生日を!



黄「うーんとは思ったっスけど…どうしたら喜んでくれるっスかね〜」


とりあえず、プレゼントを決めることにした


黄「あ!これっ!!」


〜回想〜

笠「あっ…」

黄「どうしたんスか?」

笠「これ…新しく出てたんだなぁーって思ってな」

黄「このCDっスか?」

笠「おう。でも値段が10000円なんだよ…次の
来月の給料日まで待つかぁ〜」


終了



黄「って先輩さんが言ってたCD!給料日はいつも月末だって言ってたしかぶることはスね!」


後はどんなふうに祝うかっスね!


黄「と、言うことで…どんなふうに祝ったらい
いと思うっスか?黒子っち!」

黒「いや、知りませんよ」

黄「ひどっΣ(゚Д゚)」

黒「普通に祝えばいいじゃないですか」

黄「普通に祝ったんスけど去年も一昨年もダメ
だったんスよ〜」

黒「普通に祝って駄目だったって…どんなふうに祝ったんですか?」

黄「え〜っとっスね〜」



〜回想〜

一昨年

黄「先輩!お誕生日おめでとうごさいます♪」

笠「あぁ、ありがとな」


ドサッ


黄「誕生日っスし…ヤらないっスか?」

笠「はぁ!?ヤらねぇーよ!」

黄「でも、誕生日っスし…今日ぐらいいつもよ
り近くで先輩を感じたいっス…」

笠「…はぁ、分ったよ」


翌日

笠「腰いてぇー」

黄「大丈夫っスか?」

笠「大丈夫なわけねぇーだろ…はぁ…」

黄「…」

笠「今日は仕事はないし…寝てるわ」

黄「はいっス」


終了




黄「って感じで疲れさせちゃってー去年は…」


〜回想〜

黄「先輩…ヤろ?」

笠「嫌だ」

黄「何でっスか!?」

笠「去年もヤったよな?学習しろ!俺は疲れる
んだ…」

黄「…」

笠「俺の誕生日ぐらい休ませろ」

黄「でも、年に一度の大切な日っスよ!?」

笠「俺の誕生日なんだから俺の好きにさせてく
れよ!!」

黄「先輩の誕生日だからこそ俺h((( バ
ンッ!!!

笠「あぁー!!うるせぇー!!もう寝る!!!!」



終了


黄「って感じで怒らせちゃったっス…」

黒「黄瀬君…」

黄「何っスか?」

黒「それ、完璧に黄瀬君が悪いですし、祝い方がおかしいです」

黄「マジっスか!?」

黒「マジです。誕生日なんかに何でヤるんですか。おかしいですよ」

黄「そんなことないと思うんスけどね〜」

黒「とにかく、ヤる方向には走らず、普通に誕
生日プレゼントを渡したり、ケーキを食べたり
して過ごしてください」

黄「…分ったっス」



黒子っちからのアドバイスを受けて

俺は笠松先輩の誕生日を祝うべく準備をした





ガチャッ





笠「ただいまぁー」

パンパァーン

黄「お帰りっス!笠松先輩誕生日おめでとうっス!!」

笠「……おぉ、ありがとう」


笠松先輩がこころなしか身構えてる気がするけど…

気のせいっスよね


黄「先輩!これ…誕生日プレゼントっス!」

笠「ん?もしかしてこれ…」

黄「先輩が前欲しがってたCDっス!」

笠「…おぉありがとなっ」

黄「どういたしましてっス!」

んんっ?やっぱり身構えてるっスよね?




そして、夕ご飯も食べてケーキも食べた

普通に話して普通に食べて

先輩も喜んでいてくれてるとは思うけどやっぱ
り身構えてる気がする



黄「…」

笠「…」

黄「先輩…」

笠「何だ?」

黄「帰ってきてからずっと身構えてないっス
か?」

笠「…そ、そうか?」

黄「そうっス!何でっスか??」

笠「いや…その…」

黄「…(じぃー」

笠「その…去年も一昨年も…結局、その…ヤっ
たから///」

黄「…」

笠「今年もそうなんのかなぁーって///」

黄「俺とヤるの嫌っスか?」

笠「嫌じゃないけどよ…なんつぅーか…誕生日
までヤりたくはねぇー」


そう、先輩が直球に言った


黄「そうっスよね……」

笠「ヤるってのも愛情表現の一つだとは思うけ
どよ…俺お前にベタ惚れだし///」

黄「//////(先輩…)」

笠「別にいちいち抱く必要もないだ
ろ?//////」



がばっ



先輩の言葉が嬉しすぎて俺は先輩に抱き付いた

黄「はいっス!俺も先輩にベタ惚れっス大好きっス!愛してますっ!!」


ギュウゥ


腕に力が入る

笠「ばぁーか、いてぇーよ(笑」

黄「先輩…改めてお誕生日おめでとうっス!!」

幸男さんの誕生日パーティーは無事に終わった

喜んでもらえて良かったっス!


=おまけ=

笠「なぁ、黄瀬…」

黄「何っスか?」

笠「いい加減『先輩』って呼のやめないか?」

黄「へ??」

いきなりのことで驚いた

笠「付き合ってもう三年も経つだろ?それにも
う先輩後輩の関係じゃねぇーしさ…」

黄「そうっスけど…」

何と言うか…『先輩』って呼ぶことに慣れてし
まっているのだ

嫌という訳ではないけど

今更って感じで少し恥ずかしいなぁとか思っている

笠「それに…お前に//////名前で呼んで欲し
い//////」

黄「……(先輩が!!!先輩がぁぁぁ!!!デレた!?
デレた!!!)」

笠「っ//////」

先輩はその一言が恥ずかしかったようで顔が
真っ赤だ

黄「ゆ、ゆきぃぉさん//////」

笠「あぁ//////」

黄「幸男さん///幸男さん♪」

笠「んで、そんなに呼ぶんだよ!!//////恥ずか
しいだろ!?//////」

黄「呼んで欲しいって幸男さんが言ったからっス!」

笠「まぁ、そうだけど…」

黄「ふふふーん♪」


その後、「幸男さん」と散々呼んで

恥ずかしがる姿を見て楽しんだっス!

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