*死後*
□原作前2
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鳳「目を閉じて」
言われた通り目を閉じると、突然瞼越しに光が目の前にあるということがわかった。
少し、眩しい。そんなことを考えていると、
急に知らない記憶が流れ込んでくる。
貴「う、あ…」
頭が割れそうなほどの記憶の量に思わず顔をしかめる。
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どれくらい経っただろうか。
酷く長く感じた。
ぐったりしてしまった少女をまた鳳凰は寝かせている。
白「どうだったの?何が起きたかわからないんだけど」
鳳「ああ、凰で合っていたようだ。対になる神獣でできるのは
"記憶の共有"
最も、隠したいと思った記憶は見せないようにもできるがな。」
白「でも、その子一回死んだってことは亡者じゃないの?」
鳳「恨みを持った亡者が鬼になったり悪魔になったりするのと同じだろうな。
その恨みが少しズレていたのだろう。
例えば…そうだな、恨みというより裏切られた絶望のような」
先程の共有により鳳凰も少女…六弐の死因が分かっていた。
純粋だった少女にとって辛いことである。
白「じゃあ、物凄く珍しいんだね」
鳳「奇跡と言っても足りないくらいな。暫くは私が親代わりになろう」
白「おっ、じゃあ、僕は恋び「お前は幼女にまで手を出すか!?」冗談だって!」
目が覚めた六弐が話を聞いて、パンクしかけたのはまた別の話。