memory3
□最期に……
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「…………いいのか?」
「ああ。大切…なんだろ?みんなも、いいだろう?」
セブンの言葉にみんな頷いた。
僕はゆっくりと立ち上がる。全身が痛かったが、それでも、会いたい。
「ありがとう。」
壁伝いによろめきながら、僕は教室を出た。
**********
ナギ。会いたい。会いたい。一目でも。
ナギがそこで生きているという事を、僕はナギを守れたんだと、確かめたい。
廊下を抜け、エントランスに出る。
あぁ……。いた……。
涙を堪える。
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