Kyrie〜創造と破壊、過ちの果てに得た感情〜
変異体事件が頻発するデトロイトシティの刑事課へ派遣されたアンドロイド捜査官・コナー。
彼の相棒となったのは呑んだくれで自殺願望があり、アンドロイド嫌いの警部補・ハンクだった。
出会いから敵意剥き出しのハンクに忍耐強く接していくコナーに、ハンクは徐々に心を開いていく…
しかし、そんな中で変異体の指導者・マーカスが革命の声明をだし…
彼の存在に寄って、ハンクとコナー…
二人の運命の歯車が音を立て急速に転換していく─────。
【腐向け/長編/二次創作/コナー受】
□読者へのメッセージ
キリエはギリシア語の主の呼格κύριεをラテン文字で表わしたもので「主よ」を意味する。
また「キリエ」もしくは「キリエ・エレイソン」はキリスト教の礼拝における重要な祈りの一つ。
日本のカトリック教会では第2バチカン公会議以降典礼の日本語化に伴い、憐れみの賛歌と呼ばれる。
日本正教会では「主、憐れめよ」と訳される。
正教会系でよく用いられる連祷では、信徒は「主、憐れめよ」と応答する。
連祷の種類によっては、12回、あるいは40回も「主、憐れめよ」を繰返すものもある。
なお、増連祷では途中から「主、賜えよ」に応答の言葉が替わる。
また「キリエ・エレイソン」の文言は、コプト正教会でも古くから用いられている。
一方、西方教会でいう「キリエ」の祈りは、「キリエ」ではじまり三節からなる祈祷文である。
「キリエ」の祈りはカトリック教会のミサや、ルター派やアングリカン・コミュニオンの多くなどの他の宗派の典礼の中で用いられ、司祭などの先導で信徒(会衆)により復唱される。
ヨセフ・アンドレアス・ユングマンをはじめとする神学者によれば、カトリックのミサにおける「キリエ」は、ミサの最初に行われていた東方教会のものとよく似た連祷(リタニ)の名残であると推測されている。
西方教会では現在では、「キリエ」は通常、現地語で唱えられるが、歴史的にはギリシャ語をラテン語に翻字したものを、ラテン語ミサで用いていた。
主よ 憐れみたまえ
キリスト 憐れみたまえ
主よ 憐れみたまえ
伝統的には、各文が3回ずつ唱えられる。
3行が3回ずつ歌われることは三位一体を念頭に置くものである。
ローマ典礼では、「キリエ」は通常文の早い段階、「悔い改めの祈り」の次に唱えられる。
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