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□△Triangle▽
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その後、毬江と最近流行っていた洋画をみて、ショッピングしたりして、夜まで遊んだ。
家に帰って、図書館でのことを思い出していた。
小牧さん、今日もかっこよかったなあ、とか。なんであんなことしたのかなあ、とか。自惚れそうになって、現実に引き戻される。椿、わかってるでしょ。ずっと、あの優しい目はあの子にしか向いてないんだよ。
そう、あの時、私が毬江から小牧さんに紹介された時。気付いてしまった。この2人は両想いなんだと。
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私は本が大好きだから、昔からよく図書館を利用していた。
中学生になりたての頃だったと思う、高いところにある本を取ろうとして、背が届かなかったから台を使って、やっとのことで本が取れたと思ったら、あろうことか漫画みたいにバランスを崩して後ろにこけてしまったのだ。
いや、正確に言うとこけてはいないのだけれど。
そう、駆けつけてくれた図書館員によって抱きとめられた。申し訳なさと恥ずかしさで死ぬかと思った。助けてくれるだけでかっこいいのに、加えてその人はめちゃくちゃイケメンだったのだから。
その人の名前を知ることになるのはもっと後になるが、その日から私はその図書館員を目で追うようになり、いつの間にか恋といってもいい感情を抱くようになっていた。