Ride the Wind

□第七話
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「どういうことよ!」
「リボーンさんのお仕事がどのあたりまでかは知りませんけど10代目候補の僕のところにいるということはある程度僕が自衛できるようになるまでは護衛するのも任務に入ってると思うんですよ。怪我くらいならともかく死んじゃったりすると任務失敗なのでは?」

つかさの発言は概ね当たりである。教師としての資質はもちろんだがリボーンが選ばれている最大の理由は彼が裏社会最強だからに他ならないのだ
つかさを守るためのファミリーがそろい、つかさが強くなるまでのステップを外部から邪魔されないための抑止力にして邪魔者を排除するための力
それがリボーンなのだ。
どんな理由であれ、この時点でつかさが死ぬことはリボーンの裏社会での評価に直結するであろうリボーンの“任務失敗”を意味している

「そんな…」

ショックを受けた様子のビアンキを見てつかさはリボーンに質問する

「ビアンキさんは一緒に大きい仕事をしたいって言ってましたけど僕を10代目にする仕事って大きいですか?」
「そーだな。ある意味ではコロシより大きい仕事だろうな」

自分で聞いといてなんだが大きい仕事と言われてあんまりうれしくないつかさだった

「そしたら、ビアンキさんも僕の家庭教師とかどうですか?リボーンさんと同じ仕事ですしリボーンさん的には大きい仕事だそうですよ」

その発言にビアンキははっとしてつかさとリボーンを見る

「いいの?」

「つかさがビアンキを家庭教師として雇うっていうならオレに拒否権はねーからな」

つかさの家はオレの雇い主でもあるからな。そういってリボーンはつかさに“あたり”とかかれた棒を渡す

「じゃぁ、決定で。大丈夫ですよリボーンさんのあのチラシで雇うことを決定したお母さんですし、リボーンさんの仕事の知り合いって言えばノリノリでOK出してくれると思いますよ」

その後、出先から帰った奈々にビアンキにつかさの家庭教師の一部をお願いしようと思うとリボーンが告げると二つ返事でOKされた
家族(居候)が増えた記念の沢田家の食事は今日も豪華だった
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