前世の約束。
□第七話
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昼休み…彼女と彼は夢の話をした。
彼女は自分がなぜ彼に夢の話を聞いたか
そして自分の目的を話す。
「私は二人の約束を叶えてあげたいんです…!
そして現世で会わせてあげたい。
幸せになってほしい…私は夢の中では何を出来ない。
だから、ここで!現実で会わせてあげたい…!!だから、協力して下さい」
彼は少し黙りこんだ…彼女はまた泣きそうな顔をしている
彼は何故そんな顔をするのかわからなかった
彼は何故そこまで出来るかわからなかった
でも、協力をする事を約束する。
彼女は喜び手を握りながらありがとう!そう言う
その手を握られた時、彼は思った―――
懐かしい、前にも触られたような?そう思っていた。
彼はハッとなり手を振りほどき、
「そろそろ昼休みが終わる。君は教室に戻りなよ…また放課後」
彼女はお礼を言って放課後に会う約束を交わした。
彼女が居なくなった屋上は寂しく感じる
彼は真剣に考えていた。
最初は前世?現世?そんなの関係なかった――
でも、彼女の必死の顔をみた時…手伝いたい。っと思ったのだ
そして彼はひと眠りする
この時点で運命の歯車は大きく廻っているのだった――…
そして二人の話を聞く一人の男。