囲愛

□1話
1ページ/4ページ

「………これは……ククッ…上玉だ」
館の外で倒れていた少女を抱き上げ、男は建物へ入っていった。


「……あっ、はぁん……もっと…」
「…やぁ!やめっ……痛ぃっ……」
「…あぁん…はぁ…んっっ……」
至る部屋から女たちの嬌声があがり、いろいろなプレイを楽しんでいた。
この館のとあるフロアは、部屋がいくつかあり、それぞれの部屋に女が一人ずつ入っている。
ドアには、その部屋の女の裸の全身写真と可能なプレイが貼られており、訪れた男はそれを見て選ぶ仕組みだ。
女の人気によって料金も時間も様々になっている。
そんな各部屋の様子をモニターで確認しているのは、この館のオーナーである30代半ばの男。
一見すると、エリートのように見えるその容姿は、女なら一度は抱かれてみたいと思うような雰囲気を醸し出していて、それに騙された身寄りのない女たちが今は毎日のように男たちの慰みものとなっている。

「……出すぞ。全部飲むんだ」
「……んぐっ、ぐっ……げほっ…」
そしてモニターを見つめながら、後ろ手に縛った全裸の少女に咥えさせ、気持ち良さそうに口内に発射させた。
「お前はいつまでも慣れないな。ん?溢さず飲むことは出来ないのか」
「……すみ、ません……」
「…まぁ、フェラだけで乳首とソコが反応するようになったのは褒めてやる…それでも、まだ濡れが甘いな。」
「………んっ…」
少女を立たせ、片手は乳首を軽く摘まみ、もう片方は割れ目を軽くなぞり濡れ具合と感度を確認すると、男は口を開いた。
「……さぁ、今からどうしてほしい?刹那が望むのは何だ?」
男の質問に、刹那と呼ばれた少女は一瞬だけ怯えた目を向けた。
刹那にとって、これは質問であって質問ではない。男が望むことを答えなければいけないからだ。
つまり、答えはすべて性的欲求でなければならない。
刹那は、目を伏せて震える唇を開けた。

「琅さまの…舌で…私を愛して…ください……」
「…ほう、今日はこの舌を望むか。……全身、私が満足するまで愛していいと言うことか?」
「…………はい……」
琅は、刹那の返事を聞くと更に笑みを深くした。
「ならば……わかるだろう?欲しいなら、ちゃんと出迎えなければな?」
「………あ、…あっ……」
刹那は、自分から琅の上に座るとそっと口付けをし、琅の舌を軽く吸った。
「……はっ、琅、さまの……この舌で……いっぱい味わって…くださ……んぅ」

すべてを言い終わる前に、琅は刹那の口深くに自分の舌を差し込んだ。
そして、まず口内を蹂躙した。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ